⑤最終話★私を見なさい★色即是空 空即是色★あたなは大切な宝物に気づきたいですか?★
前回の続き(最終話)です。
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大きな大きな馬にまたがり、
兵士の姿のまま、私を見下ろし、長男はこう言いました。
大きな馬に心を取られるな
大きな馬から見下ろす私を見るな
ただ、私を見なさい
その口調は上から目線で、私はまた苛立ちを覚えます。
けれど、彼は何度も言います。
目の前のそれに心を取られるな
騙されるな!
馬は富や権力の象徴…
彼の身に付けた固い鎧は…
彼の口調や態度、
彼が見下ろしているように見えるのは…
ハッしました。
言葉で表現すると、軽々しくなってしまうような感じで、私はうまく説明できませんでしたが、私はわかり始めてきました。
「あなたは公平さを学ぶために、どんな体験が必要でしたか?」
こんなことをセラピストYさんから聞かれたような気がします。
私は懸命にその意味を探していました。
「公平さ?」いや、違う。
彼(長男)は、人や物事の本質を見る力を、私に教えてくれている。
「色即是空」「空即是色」という言葉が浮かぶ。
騙されてはいけない
私は私の「空」の心で、彼を見てみよう
そして大きな馬にまたがる彼を見ました。
すると大きな馬は幻想のようにスーっと消え、
彼は長男になって、主人と次男の横に並びました。
彼は、「私の苦しみを取り除くために、生まれて来てくれた」のです。
( さて、「私の苦しみ」とは何でしょう…)
そして
兵士だった私を見ると
(彼は)繰り返す領地争いで、身も心も壊れかけていました。
ただ寄り添ってくれた妻の存在も、
横で笑う子供の存在さえ気づかないほどに。
そして、
敵兵だった彼(長男)は、この争いを終わらしたのです。
やり方に騙されてはいけない。
真意を知ること。
けれど、私はまだそのやり方に怒りを感じています。
卑怯だ!と。
すると長男は言いました。
「許すこと」
それができれば、ママは楽になれるよ。って。
主人は、許すことの見本を今まで私に見せてくれ、そして、私が「許すこと」ができるのを、ただずっと待っていてくれました。
次男は、「無条件に愛する人を憎むことなどできない」「いつでも許されている存在なんだ」と、私に見せてくれていました。
そして「許す」ことができるようになるため、
今までの長男への思い、体験がありました。
許すことができれば、楽になるよって、長男は笑っています。
私は愕然とします。
肩の力が抜け、自分の愚かさに身を震わせています。
そんな私の肩を、3人が抱き寄せてくれました。
「待っていたよ」と、みんなが言います。
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「そのまんま」を見ると
そこには「神」しかいない
「光」しかない
嫌いなあの人も
苛立つ出来事も
全てはそれに気づくための
大切なタカラモノに気づくためだった
長男はそれを伝えに生まれて来てくれたのです
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私は、前世療法を通じて、
気づくこと、本質に触れること、
そして本来の姿をそのままみることを知りました。
私たちの本来の姿である「仏性」「神性」に触れることで
この地球の人間として生まれてきた
素晴らしさに触れることができます
お読みいただきありがとうございました★
「前世を知りたい」とおっしゃる方には、その理由があります。
そして「前世は関係ない。幻想の世界だから」とおっしゃる方にも、その理由、真意があります。
神である私が「神であるあなたに話しかけるセッション」は、こちらです。
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